3 同友会の会員像

(1)積極的に学ぶ

 例会のみならず各会員には平等に多くの学びの場所が提供されています。大いに活用することが大切です。「あれかこれかでなく、あれもこれも」という考え方です。支部ありきではなく、県や全国の行事にも積極的に参加し、成果をあげ、どこからでも学ぶという謙虚さ・素直さが大切です。

(2)同友会理念の体現をめざす

  1. 同友会理念を経営に取り入れ、同友会とともに発展 する企業づくりをめざし、同友会理念の実践的体現者 となります。
  2. 会運営に「自主・民主・連帯」の精神を生かすこと に習熟します。既存の権威にとらわれず、ボス化した り、会を私物化せず、会員一人ひとりの声や要望を大 切にし、会の団結を重視します。 そのためにも、会方針に基づき活動を展開し、更に良 くする方法、改善案などを、方針に反映させるという (P−D−C−A)のサイクルが重要です。
  3. 会内では自由闊達な議論を保障し、相手の意見を尊 重し、謙虚に学びあい、絶えず経営者としての自己変 革を遂げていきます。
  4. 同友会は、中小企業家とそこで働く人たちの努力が 報われる社会、経済システムの充実を願って展開され る中小企業運動です。日常の会活動でも、中小企業運 動としてマクロの視点から捉え、同友会の果たすべき 歴史的、社会的役割を自覚します。
  5. 同友会と他の中小企業団体の違いをはっきり認識 します。それは、個々の企業体質の強化と経営者の総 合的な能力を高める課題を運動の目的におき、創造的 に展開しているからです。この点に強く誇りと自信を 持って会の活動に臨みます。 以上のように、会員は同友会理念と長崎同友会方針に沿って活動を推進し、「我流の活動」に陥らないように心がける必要があります。

(3)同友会から学び、経営体験を語れる会員に

 会員の経営体験から学び、自らの経験を伝え、企業をより良く発展させるために全力を尽くします。このことが最も大切な会員の責務です。

 「同友会に参加して、こんなに自分も成長し、企業も伸びた」と胸を張って語れる会員になりましょう。このような会員の生々しい体験報告が共感を生み出し、ひいては同友会運動を発展させていく原動力となります。

(4)会員としてのマナー

 同友会三つの目的を掲げる同友会員としては最小限守るべきマナーがあります。それは次の6項目です。

  1. 会が発行する文書を読む。
  2. e.doyu、電話、ファックス、メール、アンケートなど回答を求められていることには必ず返事をする。
  3. 月に最低一度は同友会の行事に参加する。
  4. 会合の時間を守る。
  5. 会より何かを依頼された時は、“ハイ喜んで”と いう気持ちで引き受ける。